新しい人に出会っても、昔からの仲間と集まっても、必ず受ける共通の質問:
「仕事は何やってるの?」
答えは
コミュニケーション・プロセス・デザイナー
「人の営みはすべてコミュニケーションに収束する」というのが、私の世界観を構築する反証のしようがない前提(underlying assumption)としてあります。真理、とでも言うのでしょうか。ここで言うコミュニケーションには、言語、非言語、意識下、無意識下、対他者(1対1から対複数まで)、対自己。さらに、異文化間、多文化間、グローバルなど、さまざまな種類と層が含まれます。
そして、人が集まると組織が形成されます。家族でも、ボランティアでも、友達の集団でも、企業でも、何らかの組織体として捉えられます。だから、人と組織あるところにコミュニケーションあり。
そんなコミュニケーション、「何を伝えるか」の重要性は説かれ、みんな意識を向けて一生懸命になるけれど、「どう伝えるか」の重要性や方法論は軽視されているなぁと感じる場面が多々あります。だから世界はこんなんなっちゃってるんじゃん、と。人は1歳ちょっとの頃から言葉を操り始め、日々コミュニケーションをするので、デフォルトな故にその難しさが見えなくなり、必要な力や技術を育てる環境や仕組みができていないんじゃないかと。コンテンツのプロフェッショナルはどの分野にもいる。だから、それはその人たちに任せて、自分は「プロセス」のエキスパートになろう、という思いで始めたのがコミュニケーション・プロセス・デザイナーです。
2010年上半期は加速的に忙しくなり、久々にギアチェンジしないでアクセル踏み込みまくってました。夏になる前に一段落ついたので、何をしてきたか振り返り。
- 未来を創るワークショップでグラフィックレコーディング
- R水素ネットワークでデンマークにあるR水素コミュニティへ取材&ネットワーク構築
- アダム・カヘンのシンポジウムでグラフィックレコーディング
- greenz.jp とgreen drinks の新企画プランニング
- 某米企業の日本進出に関するコンペでの通訳
- R水素ネットワークで米グリーンテクノロジ—企業とのネットワーク構築
- 某日系企業内の横断的対話を生み出す仕掛け作り
- 青山学院大学、青山コミュニティラボでのホワイドボードデザイン
- ボブ・スティルガーの来日講演でグラフィックファシリテーション
- 某外資系IT企業の人事/教育のお仕事
- Dialog Bar 西村氏らとArt of Hosting Japan 開催
- TEDxTokyo の企画運営統括、チームデザイン
- TEDxTokyo yz の立ち上げ、コミュニティビルディングとver. 1.0 の開催。初MC!
- 某米系企業と某省庁の商談の通訳
- ハワイで開催のThe World Congress on Zero Emissions Initiative の運営サポート
- などなどなど
コミュニケーションのhowに関連するレパートリーを増やすべく、社会企業、教育、環境、ビジネス、地域活性、都市開発、、、、多岐に渡る分野で、組織形態(for profit, not-for-profit, volunteer, etc.) 、セクターや国の垣根に囚われずに活動しています。
プロジェクトを興し、その中心となる組織をゼロから育て、その組織内だけに収まらないステークホルダー全体を鳥瞰しながら長期的に流れる仕組みを作り、組織内でのプランニングをし、行動に落とし込み、結果を出し、フォローアップをし、調整し、組織の発達段階に合わせてリデザインし、それに準じて仕組みにも手を加え、、という幾重にも連なる入れ子構造的なプロセスのデザイン。これをグローバルなレベルで、しかもローカルにも配慮しながら実行していくプロというのがこれから必ず必要になる。コミュニケーション・プロセス・デザイナーとはそういう仕事だなーと思い描きながら、毎日実践しています。
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