TEDxTokyo 2010 and BEYOND

TED2010 始まりましたね。今夜ストリーミング見る時間あるかなぁ。

TEDが「世界中の誰もがTEDみたいなイベントをやって脳内活性化しちゃって、どんどん世の中変えちゃって!」という想いのもとに始めたTEDx Program。TEDxイベントはいまや五大陸すべてで何百と行なわれていますが、TEDxTokyoはその中でもリーディングエッジにいて、TED本体と日々ディスカッションをくり返しながら新しい実験を試みる、TEDx のラボ的立ち位置にあります。

前のブログに去年のTEDxTokyo 2009発起イベントについて書いてたのを”retweet”。

快楽的シコウ

今年もまた、TEDxTokyo 2010 準備が始まります。テーマはHit Reset。パトリックとトッドがTED2010から何を持って帰って来てくれるか、soooo looking forward to learning what they’ll have got.

新しいチームメンバーも続々と加入しているし。

5月15日まで駆け抜けて、また未来館で華麗で驚愕のエンターテインメント “brain spa” をお届けします。

メインイベント後は、TEDxTokyoの新たなるプロジェクトも始動させますよ。私の周りのgenerations(10〜30代)でよりオープンにデザインしていくつもりです。

アウトプットのイベントそのものだけでなく、イベントを作り上げるプロセス自体も即興デザインしていく。「新しいイベントプランニング方法」の提案までできたらいいな〜、というメタ野望も画策。

何が出来上がるか、Lots to cook!

2月16日夜7時

来週2月16日(火)夜7時より、表参道のシナグロというカフェで行なわれるダイアログBarにゲスト出演します。

  • コミュニケーション・プロセス・デザインって何ですか?
  • グラフィック・ファシリテーションって何ですか?
  • TEDxTokyoって何ですか?
  • R水素って何ですか?
  • っていうか何をやってらっしゃる方なんですか?

そんな疑問にお答えします。

仕事のコンセプト、将来のビジョン、それに向けて今現在どんなプロジェクトに関わっているか、お話するつもりです。

また、日本ではいまだ大きなマーケットとして認知されていないフィールドに、社会人経験ゼロでいきなりフリーランスとして飛び込み、どのように開拓していっているか、私自身のプロセスを描きだし、みなさんとシェアしたいと思っています。

それからワールドカフェをします。

参加ご希望の方はnaho.iguchi@gmail.com か info@dialog-bar.net(事務局:西村)宛にご連絡ください。

□ 会費 4,500円/人
(会場費、食事・ドリンク代、諸経費として)

『当日スタッフ&お手伝い枠』
参加費 2,500円/人
※学生や若手社会人などで、経済的に参加費が高いと感じるけれども
テーマやゲストに強い関心がある方を優先します。
※当日スタッフ枠は【7名】です。
※この参加枠は「対話の場を支える基金(仮)」によって運営されています。
(詳しくはこちら)
http://positivelearning.seesaa.net/article/138807749.html
※お手伝いの内容は、
・広報(お知り合いに案内文を転送、ツイッター、ブログなどで告知)
・ツイッター中継、ブログ報告or当日のレポート
・当日の設営と片付け
プラス
・ビデオ撮影や映像のアップ等それぞれが出来ること
・他、思いつけば何でも

よろしくお願いします。

グラフィック・ファシリテーションって?

先日、Art of Hostingというワークショップにてグラフィック・レコーディングしてきました。

たった1行に聞き慣れない言葉がたくさん詰まっていると思いますが、まず、Art of Hostingとは、ワールドカフェ、オーブンスペーステクノロジー(OST)、サークル、Appreciative Inquiry (AI) といった「対話」を促すためにデザインされた「仕組み」を、複数組み合わせることによって、私たちの自己観察力を深め、思考パターンの転換を図り、また、一緒にワークショップを受けている人同士の絆を強めてくれる1つの方法論です。最終的に、社会に影響を及ぼすための「行動」を生み出すツールです。リーダーシップ育成、組織開発、国家レベルでの社会変革などにも用いられている、文字通り、実践的な「技術」です。(この場合の”art”とは、芸術ではなく技術を意味します。)

Art of Hostingの第1人者、Bob Stilger氏がアメリカより来日し、初めて日本でワークショップを開いてくれたんです。そこで、Art of Hostingってどんなことをするのかね?ということを説明するような記録を作ってと欲しい依頼され、参加してきました。

(graphic recorded by Naho Iguchi)

(graphic recorded by Naho Iguchi)

グラフィック・レコーディングというのは、1人の講演でも、10人のミーティングでも、50人のワークショップでも、数百人のイベントでも、種類や規模は何でもいいんですが、誰かが話しているものを、その場で聞きながら同時進行で言葉、アイコン、チャート、絵などを使い、文字の色やフォントデザインも変えながら、大きな白い紙の上に記録していくことです。

グラフィック・レコーディングは、もともとグラフィック・ファシリテーションというものから生まれました。レコーディングは「記録」すること。一方、ファシリテーションは、ミーティングやパネルディスカッションなどを「進行」することです。英語本来の意味は「促進する」とか「容易にする」。1人以上の人間が集まって会話をする時に、上手な質問をしてみんなに深く考えてもらったり、誰か1人が会話を独占していたら適当なタイミングでスッと入って、他の人が発言できるよう促したり、話の焦点が議題から遠く離れてしまったら、それに気づかせてあげるような言葉を投げかけたり、会話の舵取りをしながら、なんらかの帰着点まで導く役割を担います。

で、

グラフィック・ファシリテーションって何よ?というと、簡単に言えば、上記の2つを掛け合わせたもの。ファシリテーターとしてグループ内の会話をまとめていきながら、一緒にグラフィック・レコーディングもしちゃいながら、与えられた時間の中で目的を達成させるという、1人何役もこなすものです。

どんな場でグラフィック・ファシリテーションが有効かというと、プレインストーミングの質を高めるのにもいいですし、そこから進んで、実行計画案にまで持っていくことにも使えるし、組織の長期/中期/短期目標を決めるのにも使えるし、何か節目の時に過去50年を振り返る、ってな時にも使えます。何層にも折り重なる複雑な情報が飛び交うのを、一枚の大きな紙に、従来のノートやホワイトボードや黒板での単調な記録の取り方とは違った、目で見てパッと感覚に響く情報整理の仕方をしていく。

自分や周りの人が発している言葉が、目の前でライブで記録されていくのを目で読み、再び理解することによって、新しい発見が生まれます。人って、耳で聞いていることって、理解してそうでその実、正確な記憶として蓄積されない場合が多いですし、移り行く言葉の交差の中でどんどん変化していくのが普通なので、話し合いで相互理解や合意が得られたというのもわりと錯覚だったりするんです。本当は、何時間もかけて、何も話し合われていなかった、なんて日常茶飯事。そのことを視覚的にも学ばせてくれるし、さらにファシリテーターが自ら紙の上にまとめた色彩豊かでわかりやすい情報をもとに、混線しがちな会話を「そこそこ、それが必要なんだよ!」という痒いところに手が届く、みたいなポイントへしっかりとガイドしてくれる。だから、グラフィック・ファシリテーションというのは、会話の意義を明確にし、そこに費やす人的資産と時間と労力を最大限に生かすのに役立ちます。

これまでに、企業内のトレーニング、役員の戦略会議、今回のようなワークショップから、トークショーやストーリーテリングなど、色んなところでグラフィック・ファシリテーション及びレコーディングをしてきました。今年はもっと違ったシチュエーション、違ったニーズの中で応用していきたいなと思っています。

TEDxTokyo 新年会

1月15日、恵比寿のMLB CafeにてTEDxTokyoの新年会をしました。ガーデンプレースの向かいにある瀟酒な建物。ドアをくぐり、コートチェックと受付を済ませ、重厚な階段を上ると視界がパッと開け、高く抜けた天井と360度の壁一面を覆う円形の巨大スクリーンから放たれる光に目を奪われます。

集まった人は省庁、大使館、行政、教育、企業、NPO、フィランソロピスト、アーティスト、リサーチャー、教授、フリーランス、起業家、学生、建築家、デザイナー、エンジニア、僧侶、ヨーギなどなどなど盛りだくさん。2009年5月22日にお台場の未来館にて開催したlaunch eventに参加してくださった方々から、「で、TEDxTokyoって一体何なわけ?」を知るために来て下さった方まで。

今回の新年会の主旨は、去年創り始め、日に日に増幅していく有機的組織体TEDxTokyoが、第2回(今年の5月15日)までの折り返し地点にたったこの1月に、コミュニティー全体で集まれる場を持ちましょうということ。おかげさまで、立派な大人たちが目をキラキラさせて夢中になって語り合う、笑顔全開の空間になりました。

私がTEDxTokyoと出会ったのは去年の1月24日。ちょうど1年前になります。サンフランシスコから帰国し、日本で就職活動をしつつ、フリーランスで働くことも視野に入れていたので、しょっちゅうネットワーキングの場に顔を出していました。1月24日は青山にあるアナハイム大学で “Indigenous Management: Territory Mapping” というワークショップがあり、そこで出会ったのがTEDxTokyo創始者の1人、トッド。その日は10分程度話しただけだったけれど、翌週には彼の家に行って一緒に活動し始めてました。カリフォルニア帰りにもかかわらず私はその時TEDのことを知らず、「TEDxTokyoというものを今年の5月にするんだよ」というトッドの話に何かを感じて、即座に関わっていくことと、フリーでやっていくことを決めました。人生におけるターニングポイントで、大きな決断を下す際に必要な直観的な合図をくれるのは、いつも特別な存在との出会い。トッドはまさにそうでした。嗅覚が働くってのはこういうこと。

2009年2月はトッドが何者で、TEDとTEDxTokyoが何なのかひたすら試行錯誤で学ぶ日々(笑)。3月にTEDxTokyoを企画運営していくコアチームを本格始動させ、膨大な量のタスクと怒濤のプロマネが4月5月とぶっ続き、5月22日の奇跡のようなlaunchイベント成功。最初はTEDすら知らなかったのに、数ヶ月後には「TEDxTokyoの人」になってました。そういうもんだよね。

現在はTEDxTokyoコミュニティーから広がっていったネットワークをもとに少しずつお仕事をしています。さらに、新年会を皮切りに、昔からの自分のコミュニティーとTEDxTokyoを繋いでいく作業を始めました。

私たちTEDxTokyoチームにとっても実験だった新年会が無事に終わり、TEDxTokyo 2010 Hit Resetへの期待と躍動感が沸き出し、いよいよ5月15日に向けて実働開始です。オペレーション・ディレクターとしてイベントプランニングしたり、運営チームの組織力を上げるためのデザインをしたり、実務をこなすサブチームの管理をしたり、翻訳チームでTED及びTEDxTokyo talkの字幕付けやったり、新たなるチャレンジでYoung TEDxTokyoプロジェクトを発足したり、さらにはここから派生する仕事を伸ばしたり、今年もTEDxTokyo創りに勤しんでいきたいと思います。