ベルリンからのつぶやき。日本。

日本は行きつくところまで行きついてしまった国/社会だなぁ。

千年単位の歴史と文化を保有し、テクノロジ—も経済も医療システムも成熟し、治安は抜群によく、町は清潔。戦後ずっと平和を維持してきたおかげで、諸外国から日本人(日本国ではない)に対する信用度はありがたいほどに高い。サービス産業のクオリティは他国の追随を許さない。美しい海に四方を囲まれ、豊かな山林と水脈を宿し、狭い土地ながら幾つもの気候があり、季節を巡らす。とにかく、さまざまなことが豊かで、恵まれている。経済大国になったし、平和大国になったし、ネットが安定して超速いし、suica1枚で日本中どこでも電車とバス移動できるし、長寿国だし、並べればきりがなり。こんなに隅々まで整ってて、住みやすくて、綺麗な国はないのだ。

一方で、高齢化社会、人口減少、それに伴う医療と福祉の話、資本主義の行き詰まり、そして原子力事故の見えない行く末、というように、違った角度の物事を並べてみてもきりがないブッチギリっぷり。民主主義を進化させるのか、それとも全く違う方向に走り出すのか?政治の面でも壁にぶつかってる。日本はいい意味でも悪い意味でも、先進国の中でダントツトップで先を行ってしまった。他のどの国も知らない世界に突入してる。だから人類のモダーンソサエティの実験場になってると思う。

私たちはこんなに遠くまで来てしまった。チョロQみたいな走り方で。

今の日本の文脈に合うものって、もう海外からは持ってこれないと感じる。例えばTEDxというフォーマット。もう合ってないんじゃないかな。4年間がっつりやってきたからこそ感じる。2012年までは合ってた気がするけど、2013年の夏の今は、だんだん日本社会の置かれている場所と、TEDとTEDxが提供してるものはズレてきてる気がする。っていうか、TEDは一例であって、外から何か持ってこようとしても、どこにも見つからないんだって。日本が日本から生み出してくしかないフェーズなんだ。

と言いつつも、ベルリンには希望を感じる。この町ね、ほんとにすごい歴史を通ってきてる。私はまだまだ勉強不足。だからこれから学んでいこう。ベルリンには何かある。東京にも撒ける種がある気がする。デザイン思考とか、ファブとか、エコとか、TEDとか、クリエイティブうんちゃらとか、ワールドカフェとか、1つの理論やテクノロジ—やフォーマットを持ち帰るってことではなく、町そのもののうねり。辿ってきた道のり。そこに生きた人間たちの軌跡。そーゆーバイブレーション。

バイブレーションを持ち帰るためには何かしらの器が必要だから、デザイン思考とかファブのように「切り取られた形」になって広まってくんだろうけどね。だけどほんとは、バイブレーションそのものが伝わったらいいのにな。方法論や技法やシステムではなく、スピリットを学ぶって感じかも。

それにしても上記になんとなく挙げたものって大概がアメリカ発じゃない?あるいはUK?

そうさ。

つまりは、日本よ。

世界は広いのだ。

広い世界にまるっと繋がってから、日本で生み出していく。

世界の突端で。

丸いから、端っこだけど端じゃない。

またもとに戻る。

かな。

 

 

 

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