闇を破る太陽が地平線の向こうから上がる。
その熱は大気を暖め、その色は視界を赤く染める。
わたしの頭は自ずと垂れて、額は大地に口づけをする。
沈黙を破る愛が無意識の向こうから上がる。
その熱は芯を暖め、その色は視界を白く染める。
わたしは頭を深く垂れて、額は大地に口づけをする。
朝日にひれ伏すように、愛に身を任せよう。
I surrender to the Sun.
I surrender to love.
闇を破る太陽が地平線の向こうから上がる。
その熱は大気を暖め、その色は視界を赤く染める。
わたしの頭は自ずと垂れて、額は大地に口づけをする。
沈黙を破る愛が無意識の向こうから上がる。
その熱は芯を暖め、その色は視界を白く染める。
わたしは頭を深く垂れて、額は大地に口づけをする。
朝日にひれ伏すように、愛に身を任せよう。
I surrender to the Sun.
I surrender to love.
私にとって皆既日食は、ソウルメイトとの約束です。
同じ場所から、共に、くっきりと、太陽が月になり、そして消える瞬間をこの目に納めること。
2005年春、「パナマに皆既日食を見に行く」と彼は言いました。日本から中米へと太陽を追って旅立った彼を北米から見守りました。
同じ夏、その足跡をどうしても辿りたくて、私はメキシコ、グアテマラへ赴きました。テオティワカンの太陽と月のピラミッドの上から広い空と大地を眺めながら、ティカル遺跡のピラミッドの上から深いジャングルを見下ろしながら、ソウルメイトの確かな温もりを感じました。
2006年3月、彼はトルコへ皆既日食を捉えに行きました。私はその時も夢叶わず行けませんでしたが、当時住んでいたバークレーの家から瞑想をして繋がりました。
2009年7月、日本に戻っていた私はいよいよこの足で皆既日食ハンティングに出ました。種子島の海辺で1週間キャンプをしながら待ちました。彼は硫黄島の近くで船上から日食を待ち望んでいました。当日は曇りでダイアモンドリングは見えなかったけれど、皆既の時に訪れる神秘的な暗闇を体感し、心から畏怖の念を感じました。
2010年7月11日、イースター島での皆既日食。彼はまた旅立ちました。私はライブストリーミングで、完璧な雲一つないダイアモンドリングを初めて目にしました。今頃その余韻に浸って、笑顔で海と空と太陽を噛み締めているんだろうと思います。
次は2012年11月。約束を果たしに向かいます。