この痛みは、自己表現の欲求からくる痛み。
自分でありたいと願うことが、自分を痛ませている。
この痛みが消えたら、わたしはわたしじゃなくなるのか?
そんなことはない。
わたしをわたし為らしめているものを捨て去ったら、わたしはわたしでなくなるのか?
そんなことはない。
この痛みが消えても、わたしはわたしでありつづける。
今のわたしが大事にしてるものが失われることはない。
西洋心理学の言うアイデテンティティ(自己同一性)やエゴ(自我)を、人間精神の核として捉える見方の、さらに奥深くには、もっと違う世界が広がっていることを体感した。
わたしの存在を支えている核は、そこではない。