Localization revisted

Is globalization real? or an illusion?

I think we (in developed countries)  have reached to the present point as we believed in globalization. Transportation, telecommunication, and internet. What technology has allowed us is immense. We move around, travel, live, and work across the globe. Operation as well as strategies of business have dramatically changed in pursuit of globalization. Food, energy, clothes, cars, machines, etc. etc… our consumption is indispensably dependent on overseas.

However, I assume that we are gradually becoming aware that “global” and “universal” are not necessarily true all the time. It’s like a relation between Newtonian physics and the theory of relativity. Each works in a different condition, in a different dimension. Globalization functions fine in some cases, but it’s neither perfect or thorough. There is another situation where we need yet another lens.

Aspiration for globalization has steered us to dig a foreign culture much deeper. We cultivate and rediscover the new ways of living and working around the world. The more we learn, the bigger discrepancy we find out.  Consequently, we cannot help but facing a huge difference among nations and cultures.

Globalization, yeah, for sure. But, wait. Does globalization help everything?

My answer is NO. Though we once abandoned hierarchical anthropology, shifted into cultural relativism, and then advocated universal standard as well as globalization, we now reflect on the importance of cultural difference again in order to attain profound understanding of each and every land where we conduct our social activities (i.e. business.)  That’s why ethnography and ethnomethodology draw so much attention these days. I suppose.

With that said, not only globalization but also localization is critical for our progress. Nowadays, local generation and distribution of energy and food is seen to be the key for sustainable future. Local governance and community building are seriously and positively reexamined.

In this current, I have a gut feeling that my interest, knowledge, and experience in cross-cultural/inter-cultural communication will be of big help and practically serve the society, especially here in Japan.

グラフィック、そしてプロセスレコーディング

2月20、21日は「未来を創るワークショップ」に参加しました。これは「偶然の未来を必然にしてしまうための閃き」を得るプログラム。1日目はグラフィックレコーダ—として、2日目はプロセスレコーダーとして作品創ってきましたよ。

1日目の午前中は榎本英剛さんのストーリーに沿って、ヒストリーマップを描きました。まずはアメリカから持ち帰ったコーチングを日本に広めるべく、CTIジャパンという組織を立ち上げてコーチングの礎を築きました。続いて、イギリスよりトランジションタウンという構想を学び、神奈川県で実践し始めました。さらに、南米のインディアンが受け継ぐ知恵を、“Change The Dream” という活動を通して日本人に教えていらっしゃいます。ゴールやビジョンを明確にすることがよしとされる傾向にありますが、それだけに囚われるのではなく、自分の内なる声に耳を傾けて流れるままに進んで行くことが、本当に描きたい未来へ近づく道だということを体得された方でした。

recorded by Naho Iguchi, photo by Junichiro Hiraoka

グラフィクレコードの説明をちょっとしますね。写真をクリックすると拡大したものが見れます。1番下の段は榎本さんの実際取った行動や、その時々で思ったことをレコードしています。真ん中は、地理的な移動や、メインとなるプロジェクトについて記してあります。1番上の、オレンジ色のパッと光っている円で囲まれているのは、榎本さんの内なる声です。

午後は土屋さんというファシリテーターの方がAppreciative Inquiry (AI) を応用したワークショップをおこないました。AIは、自己内の気付き、他者との対話、ゴールを設定し、行動を起こさせ、変化を目に見える形にし、結果を確実に出していくという一連のプロセスをまとめたもので、組織開発の方法論として使われています。

recorded by Naho Iguchi, photo by Junichiro Hiraoka

半日かけて、大きくわけて3つのことをしていきました。最初は、2人組になって与えられたスキームに沿ってインタビューし合うもの。1時間ほどしたら、今度は6人程度のグループを作り、各ペアが何を話したのかを共有します。つまり、各グループに3組か4組のペアがあった、ということです。合計で7グループできました。1番左側のグラフィックは、各グループ内で話したことが何だったかを要約してもらい、会場全体で報告した時のものです。言葉を中心にキャプチャーしました。

次にまた、7つのグループに戻ってもらいました。それまでのアクティビティーでひっかかった言葉、「すごい」と感じた言葉を参加者はポストイットに書き留めていたので、それを並べ替えてマッピングし、全体像を比喩を使って表現するというもの。真ん中のグラフィックは各グループがどんなメタファーを思いついたかを絵で表しています。

右側のは、そのメタファーをもとに各グループで「描きたい未来」を決めてもらい、ロールプレイで表現したものをレコードしました。

2日目はプロセスレコーディングに初挑戦。何それ?って、言ってしまえばコラージュです。カメラマンの方が2日間の様子をずっと撮影していました。そのデータをどんどんプリントアウトしていって、その場で切ったり貼ったりコラージュを創っていくという作業です。見た方が早いのでこれ↓

created by Naho Iguchi, photo by Junichiro Hiraoka

写真が捉える臨場感というのもパワフルで、長い2日間を終えた参加者が、部屋を退出しながら最後にこのコラージュの目にして、立ち止まり、上から下まで何度も何度も見ては噛み締めている様子が印象的でした。

報告:ゲストスピーカー出演@ダイアログBar

すっかり報告が遅れてしまいましたが、ゲストスピーカーとしてお招きいただいた先週火曜日のダイアログBar。表参道のカフェ、シナグロで行ない、平日ながら濃密な夜をデザインすることができました。ご来場くださった皆様、スタッフとしてサポートしてくれた皆様、企画してくれたダイアログBar主催の西村くん、お店の皆様、twitterのTLを追ってくれたり、Ustreamで見ていてくれた皆様、どうもありがとうございました!!!!!

雪がチラつく極寒の中、定員の40名の方々が足を運んでくださいました。大学生、20〜30代の同世代の企業人、NPOの方、学校の先生、奥様、フリーランスや起業家の方、さらにはビジネスと社会のいろはを熟知なさっているシニアレベルの方々まで、色とりどりのオーディエンス。

photo by Hiroaki Yamane

事前にある程度の流れを西村くんと決めてはいたものの、参加者の人たちとの行き当たりばったりな会話を楽しみたかったので、別途でQ&Aセッションを設けることはせず、いつでもジャンプインOK、好きなように会場内を歩き回ってもいいよ、という形にしました。

そうしたら予想外の展開。若手からのキャリア開発やフリーランスで仕事をすることについての質問が多くなるかなーと思いきや、そこに話が到達する前に「組織心理学」「組織開発」といったキーワードにぐっときた人たちが思った以上に多く。自分よりキャリアが何十倍もあるような方、特に男性陣からの質問が活発に続きました。たじたじになりながらも、内心とっても嬉しかったです。名もなきスタートアップの私の話に真剣に耳を傾け、新しいものを得ようとする姿勢に、心の底から感謝するばかりです。

参加者と会話しながら進める「自由型」トークショーは先がまったく読めません。時間との兼ね合いと、当初から用意していたプログラムと、会場の雰囲気を見ながら、次にどういった展開にするかを即興で決めていく西村くんと私。こうやってライブでプロセスをデザインしていく感覚が本当に好きだし、自分に合っているなぁと感じました。

photo by Hiroaki Yamane

あっという間に最初の1時間は過ぎ行き、会場は言葉になったりならなかったりな思考の渦で満たされてきました。そこで、ワールドカフェに入る前に簡単なアクティビティをしてもらい、私の仕事のコンセプトでもある “Visualize Your Thinking Process” とはどういうことかを体感してもらうことにしました。

私の仕事である “Communication Process Design”とは、私がつねに大事にしている3つのキーワード、コミュニケーションとプロセスとデザインをくっつけたもの。というわけで、参加者の方にも同じようにやってもらいました。質問は、

「自分がどんな場面においても大切にしていることを3つ選び、言葉にし、さらにそれを何でもいいから形で表したあとに、その3つの重要度や関係性を色、大きさ、それぞれの位置関係で紙の上に示して下さい」

◯や△や◆や→にとどまらず、みなさんいい調子に好き勝手、自由気ままに描いてくれました。上記のような言葉による説明をどう解釈するかも、受け止める側それぞれなのがよーくわかります。

Photo by Hiroaki Yamane

このアクティビティをしている最中(プロセス)にどう感じたかを何人かの人たちに発表していただき、それを私がグラフィックファシリテーションしていきました。

Photo by Hiroaki Yamane

宴もたけなわ。〆で、

「言葉以外の方法で表現することによって何が生まれるでしょう?」

という質問をもとに、ワールドカフェを2ラウンド。普段の生活であれば出会うことのないであろう人たちが、机を囲み、頭を突き合わせ、脳みその中や胸の内に貯まっていたものの、ちょっと置き去りにされがちなものものを、言葉や色や絵で再構築していく。濃厚。

今回は、アメリカで出会い、日本で再会した友人で映像制作のプロであるSOくんがビデオ撮影を買って出てくれたので、3時間の様子が5分にまとめられております。こんなに手を動かしてしゃべっているとは知らなかった(笑)。

トレーナーとして、プレセンテーターとして、ファシリテーターとして、通訳として、人前で話すことが仕事のようなものですが、トークショーのゲストというのは、またひと味もふた味も違うもので。このビデオを教訓に精進しまっす。

それから、私の現在進行形のプロジェクトや将来のビジョンをもっと知りたい!という声をいただきましたので、また機会を見て、そちらにフォーカスしたイベントを企画しようかな〜と思案中。プロジェクトを6つも7つもお手玉状態なので、それぞれを切り口に違った場を創っていくのもありかな。グラフィック・ファシリテーション講座もやろう。

最後に、ブログに様子を掲載してくださった方々。多謝!!!

TEDxTokyo 2010 and BEYOND

TED2010 始まりましたね。今夜ストリーミング見る時間あるかなぁ。

TEDが「世界中の誰もがTEDみたいなイベントをやって脳内活性化しちゃって、どんどん世の中変えちゃって!」という想いのもとに始めたTEDx Program。TEDxイベントはいまや五大陸すべてで何百と行なわれていますが、TEDxTokyoはその中でもリーディングエッジにいて、TED本体と日々ディスカッションをくり返しながら新しい実験を試みる、TEDx のラボ的立ち位置にあります。

前のブログに去年のTEDxTokyo 2009発起イベントについて書いてたのを”retweet”。

快楽的シコウ

今年もまた、TEDxTokyo 2010 準備が始まります。テーマはHit Reset。パトリックとトッドがTED2010から何を持って帰って来てくれるか、soooo looking forward to learning what they’ll have got.

新しいチームメンバーも続々と加入しているし。

5月15日まで駆け抜けて、また未来館で華麗で驚愕のエンターテインメント “brain spa” をお届けします。

メインイベント後は、TEDxTokyoの新たなるプロジェクトも始動させますよ。私の周りのgenerations(10〜30代)でよりオープンにデザインしていくつもりです。

アウトプットのイベントそのものだけでなく、イベントを作り上げるプロセス自体も即興デザインしていく。「新しいイベントプランニング方法」の提案までできたらいいな〜、というメタ野望も画策。

何が出来上がるか、Lots to cook!

2月16日夜7時

来週2月16日(火)夜7時より、表参道のシナグロというカフェで行なわれるダイアログBarにゲスト出演します。

  • コミュニケーション・プロセス・デザインって何ですか?
  • グラフィック・ファシリテーションって何ですか?
  • TEDxTokyoって何ですか?
  • R水素って何ですか?
  • っていうか何をやってらっしゃる方なんですか?

そんな疑問にお答えします。

仕事のコンセプト、将来のビジョン、それに向けて今現在どんなプロジェクトに関わっているか、お話するつもりです。

また、日本ではいまだ大きなマーケットとして認知されていないフィールドに、社会人経験ゼロでいきなりフリーランスとして飛び込み、どのように開拓していっているか、私自身のプロセスを描きだし、みなさんとシェアしたいと思っています。

それからワールドカフェをします。

参加ご希望の方はnaho.iguchi@gmail.com か info@dialog-bar.net(事務局:西村)宛にご連絡ください。

□ 会費 4,500円/人
(会場費、食事・ドリンク代、諸経費として)

『当日スタッフ&お手伝い枠』
参加費 2,500円/人
※学生や若手社会人などで、経済的に参加費が高いと感じるけれども
テーマやゲストに強い関心がある方を優先します。
※当日スタッフ枠は【7名】です。
※この参加枠は「対話の場を支える基金(仮)」によって運営されています。
(詳しくはこちら)
http://positivelearning.seesaa.net/article/138807749.html
※お手伝いの内容は、
・広報(お知り合いに案内文を転送、ツイッター、ブログなどで告知)
・ツイッター中継、ブログ報告or当日のレポート
・当日の設営と片付け
プラス
・ビデオ撮影や映像のアップ等それぞれが出来ること
・他、思いつけば何でも

よろしくお願いします。

グラフィック通訳

グラフィック・ファシリテーターとしてお仕事をする時、クライアントの話す言語と、私がファシリテーションする言語と、紙にレコーディングしていく言語はすべて統一されています。日本語なら日本語。英語なら英語。

一方、グラフィック・レコーダーとしてお仕事する時は私が主だって舵取りすることはなく、ファシリテーターやメインのスピーカーが別にいます。そして、スピーカーが外国人で聴き手が日本人ということが少なくありません。こういう場合、ほぼ100%通訳の方が別にいます。例えば、アメリカから来日したスピーカーが英語で語り、通訳さんが日本語に訳し、会場は日本語で聞く。この時、グラフィック・レコーディングは基本的にオーディエンスに合わせて日本語でおこないます。

グラフィック・レコーディング(ファシリテーションもですが)はとにかく「聞く力」と「書くスピード」が命。誰かが話している言葉を記憶し、簡潔/短縮にし、その情報を紙面のどこにどうやってレイアウトするかをデザインし、実際に書き記していくのを、瞬時瞬時におこなっていきます。

なので、通訳さんが話すのを待っている間に、スピーカー本人の言葉を聞きながらレコーディングしていった方が時間的効率は断然いいわけです。となると、英語で聞いた言葉を自分で訳して日本語でグラフィック・レコードして、通訳さんの日本語は確認のために聞き直す、という作業になります。

これって、新しい、視覚的な通訳の方法としておもしろいんじゃないかな〜?と思いついたわけです。

しかも、耳が聞こえない人にもいいんじゃないの?

手話通訳ならぬ、グラフィック通訳。

Performative通訳

新しい通訳の形を提唱します!

パフォーマティブ通訳。

私は逐次通訳のお仕事もしています。従来の通訳 ー例えば、ビジネスにおける提案や交渉時に求められる、淡々と言葉の意味を汲み取り、どちらかと言えばパーソナリティーを取り除いた平面的な通訳ー は依頼されれば、もちろんお引き受けします。この前も、日本の市場に参入したい米企業が、日本での事務局を代行してくれる日系企業に対してRFPを募集していて、その提案書プレゼンの通訳をしました。

でも「コミュニケーション・プロセス・デザイン」という切り口から見た通訳は、この淡白型(descriptive) 通訳とはちょっと違うんです。

それがパフォーマティブ通訳。

これは、

  • 自己の内面や他者との「対話」を重視するワークショップなど
  • 強い存在感や雰囲気を持つ人がスピーチする時
  • それらが外国語(私の場合は英語)で行なわれる時

に必要な通訳だと考えています。

こういうケースでは、通訳士の役目は、単に通訳する相手の言葉(その背景に潜む文化的コンテクストも含めて)を日本語として意味を成すように訳していくだけでは足りないと思っています。なぜかと言うと、話し手の根底にある世界観や理念、話にはのぼらないけれど話し手が日々関わっていることなどを通訳士が理解し、共感し、話し手が言外で伝えるユーモアや情熱といったメッセージをも通訳の中に含めていかなければ、意味が半減してしまうからです。「言葉」だけに集中し、話し手の人柄、生き方などを軽視した通訳では、価値がまったくなくなってしまうことだってありえます。

だから、話し手の熱のこもった声や、興奮してきらきらと潤んだ目までも伝えるパフォーマティブな通訳がいてもいいんじゃないかなーと思っています。

パフォーマティブ通訳をする必須条件としては、

  • 私自身が、通訳する相手の哲学を理解、共鳴している
  • 組織開発やコミュニケーションなどの同じ畑にいる、あるいは似たようなビジョンの元で活動している

といった点です。

ここがクリアしないと、私が気持ちを込めて語りかけることができないから。

これまでこんな人たちの通訳をしてきました。

外国の人が日本人に何かを伝えたい、日本人が外国の人の話を聞きたい、(またこれらの逆)、というコミュニケーション欲求を満たすのが通訳。だから、通訳も「コミュニケーションのプロセス」だと思います。そのプロセスをいかにデザインするか。それが私の通訳の在り方です。

とかなんとか言って、通訳しながら、勝手に自分の想いを話しているみたいな錯覚に陥って興奮してしまうだけだったりするんですが。

グラフィック・ファシリテーションって?

先日、Art of Hostingというワークショップにてグラフィック・レコーディングしてきました。

たった1行に聞き慣れない言葉がたくさん詰まっていると思いますが、まず、Art of Hostingとは、ワールドカフェ、オーブンスペーステクノロジー(OST)、サークル、Appreciative Inquiry (AI) といった「対話」を促すためにデザインされた「仕組み」を、複数組み合わせることによって、私たちの自己観察力を深め、思考パターンの転換を図り、また、一緒にワークショップを受けている人同士の絆を強めてくれる1つの方法論です。最終的に、社会に影響を及ぼすための「行動」を生み出すツールです。リーダーシップ育成、組織開発、国家レベルでの社会変革などにも用いられている、文字通り、実践的な「技術」です。(この場合の”art”とは、芸術ではなく技術を意味します。)

Art of Hostingの第1人者、Bob Stilger氏がアメリカより来日し、初めて日本でワークショップを開いてくれたんです。そこで、Art of Hostingってどんなことをするのかね?ということを説明するような記録を作ってと欲しい依頼され、参加してきました。

(graphic recorded by Naho Iguchi)

(graphic recorded by Naho Iguchi)

グラフィック・レコーディングというのは、1人の講演でも、10人のミーティングでも、50人のワークショップでも、数百人のイベントでも、種類や規模は何でもいいんですが、誰かが話しているものを、その場で聞きながら同時進行で言葉、アイコン、チャート、絵などを使い、文字の色やフォントデザインも変えながら、大きな白い紙の上に記録していくことです。

グラフィック・レコーディングは、もともとグラフィック・ファシリテーションというものから生まれました。レコーディングは「記録」すること。一方、ファシリテーションは、ミーティングやパネルディスカッションなどを「進行」することです。英語本来の意味は「促進する」とか「容易にする」。1人以上の人間が集まって会話をする時に、上手な質問をしてみんなに深く考えてもらったり、誰か1人が会話を独占していたら適当なタイミングでスッと入って、他の人が発言できるよう促したり、話の焦点が議題から遠く離れてしまったら、それに気づかせてあげるような言葉を投げかけたり、会話の舵取りをしながら、なんらかの帰着点まで導く役割を担います。

で、

グラフィック・ファシリテーションって何よ?というと、簡単に言えば、上記の2つを掛け合わせたもの。ファシリテーターとしてグループ内の会話をまとめていきながら、一緒にグラフィック・レコーディングもしちゃいながら、与えられた時間の中で目的を達成させるという、1人何役もこなすものです。

どんな場でグラフィック・ファシリテーションが有効かというと、プレインストーミングの質を高めるのにもいいですし、そこから進んで、実行計画案にまで持っていくことにも使えるし、組織の長期/中期/短期目標を決めるのにも使えるし、何か節目の時に過去50年を振り返る、ってな時にも使えます。何層にも折り重なる複雑な情報が飛び交うのを、一枚の大きな紙に、従来のノートやホワイトボードや黒板での単調な記録の取り方とは違った、目で見てパッと感覚に響く情報整理の仕方をしていく。

自分や周りの人が発している言葉が、目の前でライブで記録されていくのを目で読み、再び理解することによって、新しい発見が生まれます。人って、耳で聞いていることって、理解してそうでその実、正確な記憶として蓄積されない場合が多いですし、移り行く言葉の交差の中でどんどん変化していくのが普通なので、話し合いで相互理解や合意が得られたというのもわりと錯覚だったりするんです。本当は、何時間もかけて、何も話し合われていなかった、なんて日常茶飯事。そのことを視覚的にも学ばせてくれるし、さらにファシリテーターが自ら紙の上にまとめた色彩豊かでわかりやすい情報をもとに、混線しがちな会話を「そこそこ、それが必要なんだよ!」という痒いところに手が届く、みたいなポイントへしっかりとガイドしてくれる。だから、グラフィック・ファシリテーションというのは、会話の意義を明確にし、そこに費やす人的資産と時間と労力を最大限に生かすのに役立ちます。

これまでに、企業内のトレーニング、役員の戦略会議、今回のようなワークショップから、トークショーやストーリーテリングなど、色んなところでグラフィック・ファシリテーション及びレコーディングをしてきました。今年はもっと違ったシチュエーション、違ったニーズの中で応用していきたいなと思っています。